多くのインド系シンガポール人が暮らすここには、言うまでもなくインド街があります。もちろん観光スポットの一つとしても、人気の場所ではあるけど、インド系の人々にとっては無くてはならない存在が、Little Indiaです。ヒンドゥー教寺院はインド系の人たちには欠かせない神聖な祈りの場所。特に週末には生花で長い黒髪を飾り、Sariを纏った女性たちが、大勢お祈りに行きます。またインド料理には不可欠のスパイスや食材市場あり、民族衣装を仕立てる生地屋さんがズラ〜っと道沿いに並びと、本当に地域に密着し、インド系の人たちの生活を支えるた大切な役割を果たしています。もちろん、おびただしい数のインド料理店も立ち並んでいるけど、どこに入ってもハズレなし!という感じです。
きょうのお目当ては、南インド料理です! インドと一言で言っても広い。大きく分けると北と南。やっぱり南インドの方がシンガポールに近くて来易いということなのか、南インド料理のお店が多いような気がします。個人的な好みですが、私は北インド料理よりも、南インド料理が好きなんですよね。北のほうは、どちらかというと南よりもこってりしていて、カレーのソースなんかもけっこう濃厚。
比べて、南インド料理はカレーのソースにしてもとってもサラリとしたものが多く、味もアッサリめ。ヴェジタリアン料理も多いです。写真はThaliといって、いろいろな種類のカレーや煮込み野菜、ご飯もの、ヨーグルトソース、そしてデザートまでが一緒のバナナの皮の上に乗って来るもの。大きく膨らんだのがPuriという揚げたパンみたいなの。中は空洞になっています。折り畳んでいる方がChapatiといって、これもうすいパンみたいなんだけど、メキシカンのトルティーヤみたいな感じ。このプレートは、シグニチャーの味がいろいろと楽しめて、すっごく得した気分になります。
ちなみに、ウェイターさんに指導されたことが一点あって、スープがさらさらのものにはご飯ものを合わせ、thickなカレーなどはパンですくって食べるというのが基本らしい。私がパンをスープに浸して食べていたら、見兼ねたようにツカツカとやって来て、「これはこっち、それはこれで!!」って叱られたのだ。スンマへ〜ン:( と思いながら、言われた通りに食べていたら、満足顔で戻って来て、「どうだ、美味しいだろ!」みたいなことを言っていたと思うけど、実際はわからんかった!? バークレーでもインド料理はよく食べに行ったけど、指導はしてくれなかったな〜。
もし南インド料理に興味があるなら、一店バークレーにあります。University AvenueとMLKの角、"Udupi Palace"です。カジュアルなお店。何度か行ったけど、とっても美味しかったです。ディナーは混んでいる事が多いけど、ランチならゆっくりできると思います!