Shwedagon Pagoda (シュウェダゴン・パゴダ)
2,500年の歴史を持つ仏教の寺院。黄金に輝く塔は近くで観ると圧巻だが、遠くからの眺めもまた良い。深い緑の森に佇むそれは実に幻想的で美しい。連日、多くの参拝客で賑わうシュウェダゴン。私も「ビルマの竪琴」を想い出し、また戦争で命を落とされた兵士たちを想い、お香の漂う中手を合わせた。
ミャンマーと言えば、やはり私たちの世代(アラフォー)にとってはアウン・サン・スー・チーさんではないか。「軍隊政治に屈する事無く戦い続ける真に強い女性」というイメージのスー・チーさんをミャンマーの人々は「ザ・レイディ」と呼んでいる。今年の3月には彼女の政党がようやく民主主義を勝ち取った。が、しかし、議席の75%を未だ軍が閉めているということで、実質的には今も変わらず軍隊主義だという。
激動の歴史のミャンマーだが、人々は実に親切で礼儀正しいという印象だった。やはり仏教国のせいか。政治体制が軍にがんじがらめにされ、言論の自由はおろか、基本的人権すら保証されていない国の民であるはずなのに、負のエネルギーはほとんど感じられなかったのが不思議な気がした。国も旅行者への安全には至極うるさいらしく、犯罪率もとても低いという。
若い修行僧の姿
乾期のミャンマーは摂氏40度を超える酷暑。その中をそこここに修行僧たちが行く。
資源の豊富な国ミャンマー。この国の人々が昔のように豊になり、一日も早く貧困に苦しむ子供達がいなくなるように心から願う。
2 件のコメント:
2枚の写真どちらも絵葉書のように美しいですね。一度ブライアンがタイからミャンマーに入ったことがあると言っていましたが、大きな機関銃を抱えた軍人がウロウロしているのを見て怖かった、と言っていました。それはもう12年も前のことですが、それからだいぶ変わったのでしょうね。子供たちが飢えることなく、平和に暮らせる国になりますように。
今回の旅行では、軍の姿はほとんど見かけなかったの。ポリスたちは所々にたむろしていたりしたけど。警官も軍も結局は同じところに通ずるんでしょうが。
ほんとに緑が多くて綺麗な寺院が建っていて、いくらでも素晴らしい国になり得ると思う。いつかそうなって欲しいね。
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