2011年1月19日水曜日

Apricot Jam ~杏のジャム ~




あんず、って日本でも売ってるよね。ウィキによると、“バラ科サクラ属の小高木”だそうです。すももびわにも似た実。ドライ・フルーツとしてはよくアメリカでも売られていたけど、初めて生のフルーツを購入。でも熟れが今ひとつ足りない&買ったものの1パック全部は食べきれない・・・と思い、ジャムを作ることに。

主材料はグラニュー糖とアプリコットのみ。
隠し味にチェリー・リカー*(チェリーのリキュール)を1tsp。

  1. あんず、7〜9個を皮付きのまま、アボガドと同じ要領で種を除く。
  2. 6等分のくし切りにする。
  3. お鍋にあんずとグラニュー糖約1/2カップを入れ、1時間ほど置く。
  4. 水分が出たら超弱火でコトコト、随時混ぜながら15〜20分。絶対に焦がさないように!(意外と早くとろけてくる)
  5. 途中でチェリー・リカーを入れる。甘みが足りなければ好みで足す。
  6. 粗熱が取れたら好みの瓶に移して出来上がり。(だいたい200gの瓶がいっぱいになる)
*チェリーでなくても良いし、リキュール抜きでも良い。


市販のジャムとは違い、アプリコットそのものの味が口いっぱいに広がって、甘酸っぱさが絶妙。添加物なしの手作りジャムで大人から赤ちゃんまで安心です:D

スコーンにつけたり、ヨーグルトに混ぜたり、パンケーキのシロップ代わりにも。パンを焼くときに入れ込んでも美味しいのでは? ただ添加物なしなので、要冷蔵&早めに食べきるのをお忘れなく。




2011年1月17日月曜日

新年のハワイからひっそりと更新

2010年は心身共にとても充実した一年だった。
日本語教師という仕事を始めることができ、無我夢中で挑戦した、あっと言う間の一年。
そう、気がつけば年も2011年になり、ブログも10ヶ月更新できずだった。きっと友人ですら『ブログは閉じたのか』と思っているに違いない。。

今年第一号のブログは、新年早々から訪れたハワイ〜!(ワイハと書こうとして気が咎めたが、やはり素通りできなかったこの気持ち・・・悲しいかなアラフォー)

ダイアモンド・ヘッドからの初日の出


シンガポールからハワイへは(なぜだか)直行便がない。成田、香港経由などが主。フィリピン航空で行くフィリピン経由というのが距離的には一番直線の様子。しかしながら、この経由には思わぬ落とし穴がある。というのも、もし乗り換えターミナルが違う場合、フィリピンに着くと一旦入国審査を通り、入国しなければならない。そして、別のターミナルへはフィリピン市街をバスまたはタクシーで横断しなければ行けない。その支払いにはフィリピン・ペソが必要で、お金も換金しなければならず、よほど慣れていなければ、驚きの連続にもたつき、結局乗り継ぎ便に間に合わなくなるというアクシデントの可能性もある。

成田経由で行くと、7+4(待ち時間)+8=19時間。かなりの長旅だが、ハワイとなるとやっぱり行ってしまう。何度行ってもため息が出るほど美しいハワイ。


KOKO CRATER BOTANICAL GARDEN

クレーターの中に作られたボタニック・ガーデン。
中央のまん丸のサボテンはゴールデン・バレルという名前。まさにその名のとおりで可愛い。


このビヨヨヨ〜んとながい花?のようなのは、根っこにある葉っぱから突出している。この植物の名前、判らずじまいだった。恐竜みたい?
ガーデンにはプルメリアやハイビスカス、ブーゲンビリアほか、たくさんの美しい花々も見られる。

ハイキング、レストラン、海、ドライブ、と大忙しで楽しんだハワイ。シンガポールには無い、カラっとした軽い空気、青く澄んだ海、眩しい黄金色の太陽!また近々訪れたい。

2010年3月15日月曜日

バレエ "Giselle"



初めてのバレエ鑑賞へ出かけました。
Singapore Dance Theatre パフォームの "Giselle" を。


芸術って本当に素晴らしいです。心洗われるクラッシック音楽に浸りながら観る優雅なバレエは、現実を少々忘れさせてくれる。たまにはこんな気持ちになることも重要だな〜って改めて思いました。

ストーリーは悲しい失恋の物語。ジゼル役のバレリーナのしなやかさと表現力の豊かさが印象的でした。




2010年3月2日火曜日

旧正月もそろそろお終い


2月最後の日曜日に訪れた、シンガポール一の老舗ショッピング・モール、「プラザ・シンガプーラ」。クリスマスからずっと街中に綺麗な飾り付けがされていて、私たちの目を楽しませてくれた。しかし2月も終わり、旧正月ムードもそろそろお終いになるシンガポール。また来年のデコレーションが楽しみだ。

正月気分にかこつけて遊び過ぎていたような。私もちょっとここらで気合いを入れねば!

2010年2月28日日曜日

昭南神社跡地への探検〜シンガポール〜

昭南島(しょうなんとう)−−−1942年、日本軍がシンガポールへ侵略した当時、この南の小島をそう呼んだらしい。そこに、戦死者を追悼するために建立されたという昭南神社。現在は地図にも載っておらず、ジャングルの中に放置されている状態の神社跡地を見るべく探検に出かけた。



シンガポール中央部に位置する貯水池 (Central Catchment Nature Reserve {Macritchie})、通称マックリッチー。この貯水池をぐるりと囲むように作られたハイキング・コースを約1時間ほど歩いた所に、誰が印をつけたのか大きな置き石に赤い丸印が。どうやらそこが神社跡地へと続く道無き道の入り口らしい。もちろん案内図にはなにも載っていない。コンパスと誰かがつけたらしい赤いテープが頼り。木々に覆い尽くされた森林。一つ間違えると迷ってしまう。



道なき道を進んで行くことおよそ2時間、石造りの階段が目の前に現れた。やっとそれらしき物を見つけ心は弾む。しかししんどい。

階段を上がりきったところにお清めに手を洗ったり水をいただいたりする瓶のようなものがあった。
神社の土台だったのか、石の床下のようなものが地面下に。どこもかしこも木や草に覆われていた。
物見台からの景色。この森の中を歩いたんだな。。。よく蛇に噛まれることも無く、怪我もせず帰ってきたものだと思った。


1945年の終戦と同じくして、この神社は取り壊されたという。こんな南の島まで日本軍は侵略をし、数多くの大切な命が落とされた。そう思うとそこに立ち、悲しく複雑な気持ちになった。戦争という愚かなことの為に命を落とした全ての人に冥福を祈りたい。

2010年2月11日木曜日

TABBOULEH 〜タブレー〜

お肉類から遠ざかってから約半年。体にはとっても良い事をしているという満足感はあるものの、メニューを考える段になるとレパートリーが少なくて困る事もしばしば。自分だけなら和風の煮物と白ごはんでオッケーでも、マークにはちょっと物足りない味だし、どうしても一緒に楽しめるものを作りたい、と思う。そこで活躍してくれるのがインド料理や地中海料理のメニュー。香辛料やハーブをふんだんに取り入れるという特徴があり、味に深みがあって「食べた感」が大きい。

最近気に入っている一品はアラブでは定番のサラダ、『タブレー』。サラダとはいっても"bulgur wheat"という小麦が入るため、サイドにもメインにもなり得る。トマトの甘みとレモンの酸味をオリーブ・オイルで包んだような、本当にフレッシュな味。自然の恵みを一つ一つ味わえる、というようなサラダです。どんなメインにも相性よしのタブレーを自分流にアレンジして。

"Bulgur wheat"の入手が困難であればクスクス"couscous"の代用がお勧めです。でもクスクスの場合調理が必要になるので、ワンステップ手間になるけど。でも味はいけます!



クスクスをスープ+オリーブオイル+バターで調理したもの。
フォークでほぐしてパラパラにする。



トマトとパセリとミントを小さく切ったもの。



オリーブ・オイル、レモン汁、S&Pで和える。
メインのサラダとしても良し。
ガーリック・ブレッドを添えれば立派なランチに。
ブラッド・オレンジやグレープフルーツジュースと相性よし。


付け合わせとして(ご飯の代わりに)も良し。
シャキっと冷えた白ワインが合います。


材料(2〜3人分)

A:クスクス

1/2 cup couscous
1/2 cup broth (お好みのを使ってね)
2 tbsp olive oil
1 tbsp butter

スープを煮立て、そこにオリーブ・オイルを垂らし、弱火にしてからクスクスを入れる。軽く混ぜて30秒〜1分煮る。火から外し蓋をして3分蒸らす。バターを溶かし入れ、サクサクっとフォークで混ぜる。常温で冷まして置いておく。

B:野菜

juice of 1 lemon
3 tbsp olive oil
2 cup curly parsley chopped(好きなだけ)
1/2 cup mint chopped(好きなだけ)
2~3 tomatoes or cherry tomatoes
salt and pepper to taste

Aとざっくり混ぜ合わせる。レモンジュースもその他の材料も、好みで増やしたり減らしたりして、自分の好みの味を見つけてね!

C:オプション

Green (bell) pepper
Black olive (pitted)
Spring onions


2010年2月8日月曜日

これからの経済と先行きは・・・

去年の末から「里帰り」が続き、ちょっと旅疲れが出そうな今日この頃。ニューヨークでもフロリダでも大阪でも、人々が口にしていたのはやっぱり不景気のこと。なんとなくショッピングモールの賑わいも活気が足りない感じがしたのは気のせいか。大阪でも、心斎橋の目抜き通りに位置していた老舗の百貨店『そごう』が締まり、なんだか寂しい気持ちになった。繁華街にも関わらず、人通りが少ないなーというのが印象だった。

それに比べてここシンガポールはというと、人が多い!現在人口約4百万人がこの小島に住んでいるが、シンガポール政府は以後10年間に、人口を8百万人に増やす計画をしているという。倍!しかもそのほとんどは中国本土からの移民だ。

アパートやコンドミニアムの建設ラッシュに留まらず、先日島の南に位置するマリーナ地区とセントサ島にカジノ・ホテルがオープン。旅行客の集客を期待しているのだろうが、ギャンブル好きの中国人もよい顧客になる。しかし、ギャンブル好きの中国系の人々を、その被害から守ろうと、入場に際してはいわゆる「問診票」のようなものに記入させられるらしい。そして、家族に賭け事常習者が居る場合、入場できないとか。なんだか矛盾しているような気もするが。このカジノ施設、どのような人気スポットになるのかが見物だ。

また、ショッピング/旅行客というところにも著しい違いは見慣れない。古いショッピン・グモールが次々に立て替えられ、新しいものがオープンしている。街はいつも人ごみに溢れ、活気がある。

こうしてみると、年々、出産率の低下が進み、若者が減少する日本とは対照的に、シンガポールに居ると『人口は国勢につながる』ということを目の当たりにしている気がする。


2010年1月10日日曜日

年が明けて思う事


新年を迎えたといって特に変化もなく、又、時間も容赦なく同じペースで過ぎ去っているのだが、今年はこの限りある時間を有意義に過ごしたいという想いがいつもの年より大きい。しかしながら、そうは言ってもいつもいつもイベントを企画したり、すべてのことがプロダクティブ(生産的)であるということが、有意義というものでもないのかなと思ったり。あまりに漠然とした発想だからなのか、毎年の「抱負」に挙がるものの、こうすれば有意義に過ごせるという答えは未だに出ない。が、まずは一日一日を大切に過ごすということから見つめ直そうと思う。

そんな想いの日曜日、早起きし、ジョギングを3キロ半ほどさらりと楽しむ。犬のお散歩にて全速力で走る恵とカーロを見て嬉しくなる。うん、まずまずのスタートではないか。

続いて食品の買い出しへ。よく行くホランド・ヴィレッジ(おシャレなレストランやショップが多く立ち並び、外国人たちも多く住む街)だが、今日は気分を変えてメインエリアから道路を一本隔てた"Jalan Merah Saga"というストリートへ。レストランではなく、イタリアン・デリの"Da Paolo"でマッシュルームとイエローパプリカのピザと冷えた白ワインを買い、表のテーブルで外ランチ。コルクも抜いてくれて、プラスチックのカップもくれた。メインエリアから一本道路を挟んでいるせいか、閑静な住宅街に位置するこの通りは、メインエリアのように騒々しくなく気持ちも落ち着く。






マークと近い将来のことを話しながらのサンデー・ランチ。ゆっくりと流れる時間を存分に満喫できた日曜の午後になった。