2011年3月16日水曜日

東日本大地震

地震から五日。今も東日本は混乱の真っただ中にあり、被害数は留まる所を知らず。今回の被害は地震のみならず、直後の津波、そして放射能漏れという、今までに無かった三つの災害が重なった。テレビをつけてはオロオロ、考えては落ち込み、といったこの何日間。でも、遠く離れたシンガポールから心配だけしていても、なにも届かない。まず今の自分にできることは、せめて義援金を送ることくらい。だったら、と、そうした。ここシンガポールにも窓口が何件かある。

世界中の人々が被災地日本を応援してくれている。私も日本人として、ほんとうにありがとう、と言いたい。

そして、また心ない事を発言したりするやからもいる。でもそれはほんの一握りの人間にすぎず、そんな発言を気にしている暇も無ければ、労力ももったいない。

世界が日本の秩序の正しさや、冷静な対応に驚きの声を上げている。でも、それがにっぽん人なんだ。苦しいときこそ声を掛け合い助け合う。阪神・淡路大震災の時も、大阪から大勢の人がリュックをしょって、切断された阪神高速道路の下の、滅茶苦茶に崩壊した国道2号線を歩いて神戸へ向かった。被災した人を助けようとして。そんな神戸も立ち上がった。だから、今は絶望の淵に立っている東日本の人々もきっと、必ず立ち上がると信じている。命ある限り。

そして、今日、ニュージーランド地震(2.22.2011)の犠牲になった日本人22人の遺体が発見された。東日本大地震の陰に隠れてしまったが、一人一人の命の重さは変わらない。夢を持って行った地で犠牲になってしまった若い犠牲者の皆さんにもご冥福をお祈りしたい。

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